おしらせ

登米町家での箔で描くワークショップ開催支援

寒さも緩みつつある去る3月25日、活用方法を計画中の登米の明治時代の町家(菅勘資料館:有形文化財)にて、金銀の箔をつかったお絵描きワークショップ開催のサポートを実施しました。

ワークショップは、画家の針生卓治さんの指導のもと、好きな色の下地を塗ったボードに下絵を描いて、そこに糊付けして薄く伸ばした金と銀の箔を貼ったり、ペッパーミルのように箔を粉状にしてふりかけたり、繊細だったり大胆だったり人それぞれの技法?で作品づくりに挑戦しました。

箔がとても薄くて軽いため、ちょっとした微風でもなびいてしまって、下絵通りに綺麗に貼るのがとても難しく、プロの技はやっぱりすごいなと実感させられました。

それでも箔のキラキラと光るゴージャス感が、下は8歳から上は88歳までの参加者の皆さんを奮い立たせていました。こうして幅広い世代で一緒に楽しめるのも、箔の魅力なのかもしれません。

またこの日はご高齢の町家の家主さんも参加され、箔のお絵描きを楽しみながら、久しぶりにこの家に賑わいが戻ったことを大変喜ばれていました。

今後の町家活用計画の検討については、新井研究室(東北工大)を中心に、宿泊施設等としての可能性をプラン検討や地域分析等を通して実施していく予定です。つなセンとしても側面的にサポートしていきます。