おしらせ

3月17日(土)南相馬復興公営住宅の見学ツアーを開催しました

3/17(土)、福島県で東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故の
被災者、避難者を支援する事業をされている『NPO法人みんぷく』
南相馬事務所の斎藤さんのアテンドで南相馬の復興公営住宅5ヶ所を
つなセン会員等総勢13名で視察してきました。

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みんぷくが担当する南相馬の復興公営住宅は、各団地の入居者の出身
地が6地区と様々で、住民票を移さず、出身地とのつながりを重視する
人が多いこともあり、現在どこも自治会が立ち上がっていません。
その為、団地によっては集会所が全く使われていない現状もあり、まず
は人が集うには、という所を模索している段階です。

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最初に訪問したのは、5階建ての建物が5棟ならぶ南町団地で約450名弱
の方が入居されています。
集会所で代表管理人を務める鶴島さんにお話を伺いました。

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鶴島さんから管理人会の概要、鶴島さんご自身の活動や住まいの事、外部
からの支援や集会所の利用についての説明があり、南町団地は各棟に1名
づつ管理人がいてその管理人会で鶴島さんは団地内の駐車場やゴミ集積所
の管理、住民と役所との調整など様々な事を活発に行っています。

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集会所は月に17日の利用があり、外部からの支援も活発で、それぞれの会
ごとに住民の方が20名~50名が集会所に訪れています。
他にH29には月1回、清掃を行っていて、足が痛いなどの理由で掃除に
参加できない方にも「掃除はしなくていい、出てくるだけでいい」と声を
かけ1歩でも外に出てもらう機会にしてもらっているようでした。

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鶴島さんの話の後、参加した皆さまから他団地との交流はあるのか、回覧
板はあるのか、など、日頃感じている疑問などが質問としてあげられました。

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南町団地を後にし、斎藤さんから他の4つの団地の入居率や集会所の利用
状況などを聞きながら、広い芝生に遊戯のある上町団地では、「この芝生で
ピクニックが出来るよね!!」「集会所広いね!!」など、どうやって使お
うか、という話があがったりました。

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棟から離れた所に集会所がある北原団地では「ここまで車で来るのかな?
遠いね。」、集会所のウッドデッキが広く作られているのを見て、「野外
ステージで歌おう!」など、集会所でどんな事を企画したら楽しんめるか、
という視点でそれぞれ見学されていました。

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斎藤さんや鶴島さんの話や実際に目でみた集会所の様子などから、自らが暮
らす団地との違いを実感し、得たものは多くあった見学ツアーだったようです。

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つなセンでは、今回視察したそれぞれの団地の集会所で協力や支援ができる
よう、つなセン会員の皆さまとみんぷくの皆さまと一緒に考えていきたいと
思っています。