5月24日、益城町仮設住宅自治連合会等の皆さん(12名)の来訪を受けて、
「あすと長町災害公営住宅」等の視察アテンドを行いました。
この日の午前中は、あすと長町第一災害公営住宅でひまわり会(自治会)
役員の皆さんから、自治組織形成の経緯からその後の運営についてのお話を
していただきました。
また南側のマンション建設によって日影の問題が発生していることを受けて、
公営住宅でも自分が暮らす環境については事前に確認が必要であるとの趣旨の
やりとりが展開されました。
その後、第二災害公営住宅に移動し、ちょうどその時間帯に集会所で開催されて
いたカフェに参加しました。カフェマスター役の鈴木良一さんを中心に、
住民の会の取り組みや仮設住宅時代からのコミュニティ形成についてお話し
いただきました。
午後は、東北工大の学生さんたちも加わって、今年度からつなセンが中庭の
コミュニティガーデン化支援で関わっている玉浦西(集団移転)に伺い、
まちづくり協議会の中川勝義会長から住民主体で行政と専門家と協働で
まちづくりを進める大切さについてお話をうかがいました。
また災害公営住宅を設計した建築家の手島浩之さん(つなセン会員)からも、
相互扶助型の住戸配置計画やコミュニティ型の入居方式について、石巻にっこり
地区の事例も含めお話をいただきました。
翌日も集団移転地のあおい地区(東松島市)、荒浜(仙台市)等を、つなセン
会員らがアテンドを行いました。
自治連合会代表の吉村静代さんは「今回の視察で学んだことを活かして、
益城町の復興まちづくりを進めていきたい」と意気込んでおられました。
つなセンでは、今後も熊本・益城町の住民主導の復興まちづくりの支援を継続
していく予定です。
みなさん、どうか応援を、よろしくお願いいたします!