おしらせ

災害公営住宅での出来事を教訓として

既に報道記事等でご存知の方も多いと思いますが、1月23日未明にあすと長町第三災害公営(市営)住宅にて、居住者の方が自死するという痛ましい出来事がありました。

この出来事は、あすと長町地区にてコミュニティ支援を実施している私たちつなセンスタッフにとってもショックの大きなものであるとともに、何かできることはなかったのかと無力さを痛感させられるものでもありました。

一方、この件に関する情報を集める中で、人と人をつないでいくコミュニティ支援だけでは解決が難しい状況にあったこともわかってきました。その内容については個人のプライバシーに関わることでもあるため、ここでの明記は控えさせていただきますが、それでもこの出来事から得られる教訓があるとすれば、個々人の問題を解決するパーソナルな支援(介護やソーシャルワーク等)との連携を模索していくことであろうと考えています。

つなセンには、カウンセリング(臨床心理)を専門とする人材もおりますので、公営住宅居住者からの個別の相談を受ける体制を構築していきたいと思っています。

またこうした機会を、新たな地域社会づくりのチャンスであると捉えながら、今後もみなさまのご支援のもと、コミュニティ支援に尽力していきたいと思っています。引き続きご支援ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

〔文責:副代表理事・新井信幸(東北工大)〕

河北新報記事
https://www.kahoku.co.jp/tohokun…/201901/20190123_13044.html