おしらせ

須沢栞さん 第2回復興研究論文賞奨励賞を受賞!

つなセン学生会員の須沢栞さん(東京大学大学院・博士課程)が、第2回復興研究論文賞奨励賞を受賞されましたので、ご案内いたします。

受賞おめでとうございます!! 心よりお祝い申し上げます!

この受賞は、あすと長町の仮設住宅から災害公営への移転や盛岡への内陸避難など復興過程の居住の移転に関する一連の研究が評価されてのことだそうで、授賞式が12/5,6オンラインシンポジウム(復興デザイン会議)の中で行われます。どなたでも無料で参加できるようです。

復興デザイン会議
http://bin.t.u-tokyo.ac.jp/dss/alliance_symposium_2020.html

これら一連の研究活動(2015年頃から現在まで)は、つなセンの各地での支援活動を支える形で実施されてきましたので、私たちつなセンスタッフにとっても自分ごとのように嬉しく思っています。そして誇らしくてなりません。
あすと食堂などの場では「須沢さんはじっちゃん、ばっちゃんの話し相手になってくれるから、またぜひ来てもらいたい」という話を住民の方からよく聞かされていたので、そうした現場での評価も受賞を支える要因だったのではないかと感じています。
現在は博士論文が完成間近だそうで、今後のますますのご活躍が期待されます。

【須沢栞さんの主な学術論文】
1)復興過程における居住地・住まいの変遷と選択に影響を与える要因 ―仙台市太白区の3棟の災害復興公営住宅入居者を対象として―, 日本建築学会関東支部研究報告集 (88), 275-278, 2018-03
2)仮設住宅コミュニティを基盤とした復興公営住宅への近隣移転の有効性 環境移行の視点からの検証, 日本建築学会計画系論文集 (750), 1391-1401, 2018-08
3)広域避難後の生活・住まいの変化と課題―仙台市T区災害公営住宅の市外被災世帯を対象として―, 人間・環境学会誌 22(1), 46-46, 2019
4)遠隔地避難後の住まいの確保に関する課題の抽出-東日本大震災後の盛岡市を対象として-, 日本建築学会住宅系研究報告論文集15, 2020-12