塩竈・災害公営住宅(清水沢東、錦町東、北浜)でのコミュニティ形成支援について、令和2年度は新型コロナウィルスの感染拡大により、自治組織の役員会や総会等の活動および各種イベントなどの開催が制限されてきましたが、孤立リスクを抑えるとともに自治運営の自立化を模索し、3密対策を講じた上で参加人数縮小や延期を繰り返しながら、支援を続けてきました。
自治組織が自立している清水沢東では、昨年夏頃に集会所が一時閉鎖となりましたが、その後は、それまでとほぼ同様に、多様な団体によるお茶会や趣味の活動が3密対策を講じながら開催され、災害公営住宅内外の住民の交流の場かつ居場所として利用が継続されました。今年2月には、集会所を利用する団体と管理運営する自治組織の懇談会を開催し、各団体の近況報告、集会所パンフレット改定などを行いました。
また自治組織の自立運営が求められる住宅については、これまでの実績を「運営のしおり」としてまとめ、今後の自治組織活動が円滑に運営されるよう体制を固めていきました。
今年度は、それぞれの活動状況の把握や助言程度の距離感で支援を継続しながら、外部NPO等と連携した自治運営(新たな地域運営)の構築に向けて知恵を絞っていきたいと思っています。