地域におけるヒト・モノ・コトのゆるやかなつながりをデザインし、
一人ひとりが主役になれる住まい・まちづくりに取り組んでいきます。

ごあいさつ

「つながりデザインセンター」は、
東日本大震災後の仮設住宅、災害公営住宅などで
自治運営やコミュニティ形成などの支援活動を展開してきた
「あすと長町コミュニティ構築を考える会」(宮城県・仙台市)を
発展的に改組して立ち上がった団体です。

仮設住宅、災害公営住宅に暮らしてきた居住者、
地域のNPO、大学研究室等が連携・協力して、
これまで育んできた“楽しみあいながら支え合う”共助の関係を発展させ、
東北から全国へ広げていきます。

ご関心のある方は、ぜひお気軽にお声がけください。

活動コンセプト

私たちは、復興過程において
被災者一人ひとりが安心して過ごしていけるよう、
ヒト(支援する人、される人)・モノ(居場所空間)・コト(支援、イベント等)を
ゆるやかにつないでいくことを、
「復興コミュニティデザイン」と呼び、取り組んできました。

しかし、こうした取り組みは、復興過程にとどまらず、
高齢化と孤立化が進む、これからの地域社会には不可欠なものだと感じています。
そこで、多様で豊かなヒト・モノ・コトの関係性を紡ぎだすことを「つながりデザイン」と呼び、
これからも東北を中心に、住まい・まちづくりに取り組んでいきます。

さらに、全国の被災地等からは復興の経験知が求められています。
「復興コミュニティデザイン」の情報発信・提供にも力を入れていきます。

活動の5つの柱

コミュニティ形成支援

災害公営住宅では、様々な地域の仮設住宅から転居してくる被災者による
新たなコミュニティづくりが求められます。
つなセンでは、コミュニティづくりや自治組織の立ち上げを、住民主体で進めていくお手伝いをします。
また、利用が滞りがちな集会所が「みんなの居場所」となるよう、イベントの企画や運営支援を行います。

まちづくりコーディネート

地域でまちづくり活動や支援活動を行う人と、それを求める人たちをつなげます。
また、支援の担い手同士の情報交流や親睦の場をつくり、
多様な地域組織やNPO、大学等が連携する豊かな地域社会を目指します。

住生活支援

お年寄り等が、地域で安心して住み続けられるよう、
見守り体制づくりや、住まいの確保が困難な人への入居支援などに取り組みます。

地域コモン創出

災害公営住宅やマンションの集会施設、空き家・空き店舗などの遊休空間を活用して、
お年寄り、子育て中の親子など、誰もが集えるまちの居場所づくりを進めます。

新しい住まい方に関する調査研究・コンサルティング

ひとり暮らし、ひとり親世帯、夫婦のみ世帯等、
暮らし方や家族の形が多様化した時代にふさわしい、
ゆるやかなつながりのある住まいに関する調査研究やコンサルティング、プロジェクトコーディネートを行います。

組織体制

代表理事

薄田 栄一(あすと⻑町第⼆市営住宅住⺠の会 会⻑)

副代表理事

新井 信幸(東北⼯業⼤学建築学部 教授)

事務局長・理事

宮本(池田)愛

理事

⽥澤 紘⼦(東北芸術⼯科⼤学 専任講師)

松原 久(東北大学課外・ボランティア活動支援センター 特任助教)

松村 翔⼦(特定⾮営利活動法⼈せんだい・みやぎNPO センター)

マリ エリザベス(東北⼤学災害科学国際研究所 准教授)

監事

金沢 和樹(株式会社ミツイ 代表取締役)

佐々木 裕子(仙台白百合女子大学 教授)