おしらせ

クリエイターたちのリノベレジデンス「熊ビル」の近況

つなセン事務所が入居する熊ビル(本名:熊谷ビル)は、住宅と店舗・事務所が複合した年季の入った4階建ての雑居ビル(築約55年)です。2005年頃からセルフリノベーション可の賃貸として、次々にクリエイターたちがアトリエ等として利用するようになっていき、知る人ぞ知る時代の先ゆく存在となっていました。今回は、そんな熊ビルの近況を簡単にご報告します。

4階建の裏側には駐車場と小屋があり、そこでアトリエサタチの佐立るり子さんたちが、アートや創作活動を通じて、子どもたちの生きる力を育む取り組みを行っています。絵を描いたり、近くの畑で芋掘りしたり、料理をしたり、日常的に子どもたちの歓声が熊ビル内にも届いています。

生命力あふれる植物をモチーフにした絵を描く画家の浅野友理子さんは、黙々と創作活動に取り組んでいますが、お会いするときはいつもキラキラした笑顔を振りまいてくれます。最近は頻繁に個展を開いていたり、作品が宮城のお酒のラベルになったり、かなり売れっ子です。天然キャラでもありますが^^;

そのほかにも、画家3名、映像ディレクター、楽器創作家、テイラー、居住支援法人などの面々が活動中で、懇親会なども実施していて、相互にいい刺激を受けています。また、いま空いている地下スタジオや広い倉庫でも、新たなリノベーション計画が進行中です。

こうした魅力的な創作環境があるのも、若者たちへの理解と子どもたちに優しい眼差しを向ける家主さんのお陰なのです。
そんな熊ビルですが、また何か変化がありましたら、ご報告いたします!