3/13,14の2日間、大阪・空掘地区の長屋を活用した取り組みと、京都・五条等の
町屋型ゲストハウスの視察を行ってきました(つなセンのスタッフ・会員計6名に
て)。
空掘では建築家でつなセン会員の松富謙一さんの案内で、長屋・古民家を複合商
業施設にリノベーションした物件をいくつか訪問させていただきました。
その道すがら、空掘の迷路状の細い路地を探検。歴史と新しさ、そして下町の賑わ
いと路地の静寂、そんなギャップとコラボを味わえる、とても魅力的な体験でし
た。
さらに空掘商店街の一角でサロンをひらくおばちゃん(永井佳子さん)を
訪ねました。高齢者の寄り合い所という感じのところなのですが、中高生たちも、
ふらっと寄ってきて悩みを打ち明けていくそうです。月十万円を超える賃料は寄付
で賄っているとのこと。
それもこれも主人の永井さんの人柄と笑顔が成し得る術なのです。
まさにソーシャル・アンクル(アーント)ですね(^^)
その夜は、Hostel 64 というゲストハウスに宿泊しました。
2日目の京都では、京町屋在住の杉崎和久さん(法政大教授)の案内で、
町屋型民泊が点在する地域を歩いて回りながら二つの町屋型ゲストハウスを
視察させていただきました。
どちらも開業から10年以上経つ老舗ゲストハウスで、マネージャーが
とても魅力的な方であるというのが共通した特徴でした。またどちらも
外国からの利用者が多い点が共通していました。昨今の民泊の乱立状態に
対しては、一方は対策万全で、一方はほぼ意に関せずというのがとても
面白いところでした^^;
その他、開業までの苦労や経営のノウハウなどをじっくり聞かせて
いただきました。
●訪問した町屋型ゲストハウス
五条ゲストハウス http://gojo-guest-house.com/jp_top
町家ゲストハウスゆるる http://guesthouse-yululu.kyoto.jp/
つなセンでも、現在、長町にある空家の活用依頼があり、その方策について
検討を始めているところでして、この視察で得たものを、うまく活かして
いきたいと考えています。
ということで、2日間の大阪・京都はとても実りある視察となりました!
松富さん、杉崎さん、本当にありがとうございましたm(_ _)m